木のこと、木の家について

強度・耐震面での誤解

鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて弱いのではないか? というのは誤解です。

強度・耐震面での誤解

木造は決して弱くありません。比重強度では他に比べ、はるかに優れた数値が確認されています。軽くて強いのが木造です。特に2階建て、3階建てまでの住宅には一番向いています。てにもりの家に参加している工務店は技術的に優れていますので、木の強さを余すところなく発揮させます。

今の木造住宅は法規通りつくれば、震度6強程度では倒壊しません。木の家の強度と耐久性は、木のことを熟知した設計者と施工技術者がいることで、期待以上の性能を発揮させることができるのです。もちろん、長期優良住宅で求められる基準強度の1.25倍や1.5倍もクリアすることができます。

木の断熱性って?

木の家の断熱性能は比較的高く、みなさんよくご存知のログハウスでも証明されています。

木の断熱性

一般的な住宅では、木だけで断熱材の代わりをさせることはありませんが、断熱性がよいということは、触っても熱かったり冷たかったりせず、結露もしません。また木は吸放湿性に優れているので、快適に過ごすことができます。

省エネ住宅は国の目指す方向でもあります。当然ながら、てにもりの家でも断熱性能に優れた木の家をつくります。外張断熱だったり、充填断熱だったりと施工方法はケースバイケースですが、建て主のご希望やご予算を考えて、できる限り省エネ設計に努めます。

メンテナンスフリー、ではないけれど

木の家の一番の特徴は、手入れをしながら長く暮らす住まいです。

木のメンテナンス

もちろん、メンテナンスフリーが理想ですが、これまでの経済成長の中でできあがった軽薄短小、使い捨て…、というような考え方は、木の家には似合いません。

木材は建てたときが「一番きれい」な状態ではありません。5年、10年経つと艶が出て落ち着いた雰囲気になっていきます。手入れをすれば、木は非常に耐久性に優れた建材なのです。仲よく一緒に成長する家をつくりましょう。

自然エネルギーを大切に

木の家は健康と安心・安全を大切にしていますが、それだけではありません。太陽熱、風、雨水など自然の恵みも大切にします。自然の恵みをいただきながら、というのはてにもりの家をつくるうえで大切なコンセプトの一つです。

  • 太陽熱

    太陽熱
    基本的には週熱、断熱を。南面に大きな窓を設け、熱を蓄える素材で昼間の太陽熱を蓄え、その熱を夜に活かして快適に暮らします。この考え方を積極的に行っているのが「OMソーラー」や「そよ風」です。木の家とも相性のよいシステムですので、てにもりの家にも採用することができます。
  • 風
    今は断熱を強化して、エアコンで快適に暮らそう、という考え方が主流になりつつありますが、風は捨てたものではありません。南北に風が抜けるレイアウトで、格子シャッターで防犯面も考慮すれば窓を開けて快適な睡眠をとることができます。窓の位置、大きさも、てにもりの家の設計の大切な要素です。
  • 雨水

    雨水
    雨水はごく一部に限られた利用になっていますが、それほど大がかりでない雨水利用は、植物が好きな人には最適です。ちょっとした工夫で、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。